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 過去にもこのレトロカメラを紹介したことがありますが、個人的な意見として、高解像度対応を熱望していました。今回バージョン2.0になり、ついに高解像度対応になってくれました。それ以外にも、エフェクトをかけていく過程を記憶してテンプレートとして使える機能や、ノイズ、フレームなどの中では細かいことができるようになっています。同じ開発会社のものでFILM LABがありますが、あちらはフィルムに関してのシミュレーションを意識したアプリで、こちらはその上位版で、更に機能をアップしたものができると思います。
iPhoneをフィルムカメラに変身させるアプリ FILM LAB
 以前のレトロカメラのレビューは下記になります。
多種多彩に古い写真のようなエフェクトがかけられるiPhoneアプリ レトロカメラ

 そして更にうれしい情報ですが、Film Lab(115円)の上位版なので通常は230円なのですが、2011年6月20日までは半額の115円でセールを行っています。

 実際に中身のスペックですが、高解像度対応は2400×3210まで(A4印刷)対応。テンプレートは自分でも作れますが、最初から21種類入っています。フィルムシミュレーションに関してはFILM LABはメインがフィルムシミュレーションなので351種類ありますが、レトロカメラは168種類です。しかしながらFilm Labには無いノイズ18種類、テクスチャー146種類、フレーム64種類と以前のバージョンよりもかなりの量が増えています。

サポートサイトは下記になります。
● RetroCamera / レトロカメラ
App Storeでは写真カテゴリーにあります。
レトロカメラ [iTunes]icon



 起動すると必ず出てくるのがヘルプ画面です。これの良いところは、操作したりすると消え、しばらく何もしないとまた出てくる所です。なかなか考えていると思います。このヘルプはいろんな所で出てきてくれて助かります。(設定から消すことも可能)
 画面下がメニューになり、左から、写真の取り込み・保存、アンドゥ、リドゥ、テンプレート、写真加工、写真調整、設定・その他になります。アイコンだけだとどうしても分かりづらいところをちゃんとフォローしてくれています。
 写真の取り込みに関しては、内蔵カメラからの取り込みと写真アルバムからの取り込みがあります。また解像度の設定は、設定・その他の中にあります。細かいですが、写真の背景を黒か白か選べるところも良いです。


 テンプレートは今回追加された機能で、いろんな加工をした後にその作業履歴を記録できると共に、呼び出しができる機能です。自分だけのエフェクトを作るような感覚です。またすでに21種類のテンプレートがあるので、それを選択して呼び出すこともできます。作業履歴は、このテンプレートから削除することも可能です。

 テンプレートの作成に関しては、テンプレート名、タグ、説明が付加できるようになっています。

 テンプレートの呼び出しでもヘルプ画面が表示されます。

 
 レトロカメラの中で一番ボリュームのある写真加工では、フィルムシミュレーション、ノイズ、テクスチャー、フレーム、移動・回転・リサイズが指定できます。
 フィルムシミュレーションでは、168種類。ノイズは18種類。テクスチャーは146種類。フレームは64種類。これだけでもお腹いっぱいという感じなのですが、更にすごいなと思った点があります。ノイズ、テクスチャー、フレームはただ単に写真に合わせて付加できるだけでなく、移動・回転・リサイズして写真に付加できます。正直これができたときにはびっくりでした。なかなか他のアプリでこういう付加的なものを操作できる機能は無いです。
 もちろん写真側の移動・回転・リサイズもできます。

 フィルムシミュレーションでは、フィルムメーカー別、ビンテージ、セピア、全てのアイテム、その他から選ぶことができます。ここはFILM LABの方が多いですが、こちらも168種類あるので十分多いと思います。ただフィルムメーカー別から進むと少し少ないと感じますが、全てのアイテムから見ると多くあるのが分かります。そして単にフィルムシミュレーションを行うだけでなく強さも調整できます。


 ノイズは写真にひっかき傷や汚れなどを写真に付加できます。種類は18種類あります。
 ここでもノイズに強さを指定することができますし、ノイズ自体の移動・回転・リサイズが可能です。そして透明度も指定することができ、変更するとすぐに写真に反映されます。


 ノイズは写真に薄く付けるというイメージで、写真自体あまりイメージを変えるものでは無いですが、テクスチャーは146種類もあるくらいで、いろんな遊び心が混ざったエフェクトが入っていますし、写真のイメージをがらりと変えるものが入っています。
 たとえば、光が当たってない写真に、さも光が当たってるような感じの写真にしたり、写真に虹を付けたりと面白いものに仕上げたい場合には使ってみると良いと思います。
 こちらも移動・回転・リサイズができます。テクスチャーでは更に、カラー指定から明るさ・コントラスト、色相・彩度・明度まで設定できます。


 フレームは、写真のフチに付加するものですが、64種類もあります。こちらもテクスチャー同様に、移動・回転・リサイズ以外にカラー指定、明るさ・コントラスト、色相・彩度・明度まで設定できます。面白いところでは、古いテレビのフレームなどもあります。

 写真自体、ノイズ、テクスチャー、フレームの移動・回転・リサイズですが、指2本を使って操作できると共に5種類の操作アイコンから操作できるようになっています。ここの操作は写真を見ながら操作できるのが良いと思います。


 写真調整は、明るさ・コントラスト、カラー、色相・彩度・明度、ボケの調整ができます。
 明るさ・コントラストでは、パラメータとして、明るい・暗い、くっきり・ぼんやりの指定ができます。
 カラーでは、レッド・グリーン・ブルーのパラメータを調整できます。
 色相・彩度・明度も同じくパラメータで調整できます。そしてこの3つはどれも周辺光量の調整が一緒にできるようになっています。


 ボケだけを別にしましたが、このボケはちょっと面白く、単なるボケだけではなく、玉ボケができます。玉ボケというのは、例えばマクロレンズを付けた時に夜、車のライトなんかを撮ると丸く光のボケが見えますが、そんな感じで玉ボケを調整できます。そのボケの玉をただの丸だったり八角形だったりと8種類の中から設定できます。細かいところなのですが、面白いと思いました。

 設定・その他では、東日本大震災の義捐金募金サイトのリンクから始まり、編集の際の背景色(黒・白)、作業の復元のON/OFF、ヘルプが表示されると言っていたツールチップの表示ON/OFF、写真読込レイアウト指定ON/OFF、写真サイズ(8パターン)、フィルムシミュレーション(高速/滑らか)、ぼかし・シャープレス(高速/ガウス)が設定項目として指定できます。
 またソーシャルサービスへの投稿としては、Facebook、Flickr、Twitterが指定できるようになっています。そして、保存を実行してみると分かりますが、投稿だけでなく、アプリ間の連携として、EvernoteやGoodReader、Dropbox、PictShare、netprint、MagicHourなどに転送することができるようになっています。

 大幅にバージョンアップしたレトロカメラですが、今回操作してていても落ちたりすることはありませんでした。高機能でありながら安定しているというのもうれしいところです。個人的な希望ですが、すでにアプリの容量が70MB近くということで、3G回線でダウンロードできないので、容量気にせず(メモリ圧迫してしまうのであれば仕方ないですが)FILM LABのフィルムシミュレーションをレトロカメラにも入れてほしいなと思いました。

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