iPhoneカメラアプリでRAW保存、現像ができるアプリをまるっとご紹介。ついでにマニュアル撮影やiPhone 7 Plusのレンズ切替できるアプリもご紹介。

iPhoneのカメラアプリでも様々なRAWで保存(撮影)できるアプリが出てきました。標準のカメラアプリでRAWで撮影できないのは残念ですが、まだこれからだと思っています。というのも実際、今iPhoneでRAWで撮る人、そこまでいないような気がします。なぜかというと手間がかかるから。撮って、ちゃちゃっと加工して周りの人に見せる方が楽。RAWは容量的に1枚10MBとか平気で超えちゃうのでiPhoneの残容量やバックアップするハードディスクの容量も考えないといけなくなります。
 じゃRAWって何?意味あるの?ってことになりますが、RAWについてはAdobeのサイトが写真も載っていてわかりやすいと思います。
RAW現像とは?(入門編) | Adobe Creative Station

RAWデータとは、“RAW(「生」または「未加工」)”に近い状態で保存された、デジタル一眼カメラや コンパクトデジタルカメラの写真ファイル形式の一種です。


 つまり作品として残すような場合の用途で使うのがRAWだと私は思っています。なのでキッチリ作品に残したいという場合はRAW保存できるカメラアプリは重要。そして使いやすい・撮りやすいというのがおすすめのカメラアプリだと思いながら紹介したいと思います。
 なお、iOS 10からRAW保存ができるようになりましたが、対応機種は2017年1月時点ではiPhone 7/7 Plus/6s/6s Plus/SE/iPad Pro(9.7インチ)になります。

 ここでは撮影つまりRAWで保存できるアプリとRAWを現像できるアプリを紹介したいと思います。またここで紹介しているアプリは実際に買って試しているので、コメントも入れたいと思います。更にあると便利なマニュアル撮影ができたり、iPhone 7 Plusで広角と望遠レンズの切替ができる機能があるアプリはコメントに付け加えています。

RAW保存できるアプリ

まず、先日レビュー記事を書いたこのアプリから。


Focus – RAWマニュアルカメラとフォーカスピーキング
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: 240円

【レビュー記事】
Focus – RAWマニュアル撮影とフォーカスピーキング・フィルフラッシュが便利なカメラアプリ
 使い勝手は非常に満足。特に近くのものを撮影したりぼかした写真を撮りたい時にフォーカスピーキングは一度使うと手放せない機能になってます。iPhone 7 Plusのレンズ切替もサポートしています。保存形式はJPEG/RAW/RAW+JPEGから選択。ボタンから指を離した時にシャッターが切れます。



Moment – Photo and Video Camera
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: 無料

 iPhoneのコンバージョンレンズやケースを販売しているMomentから出ているアプリです。レンズやケースを付けると威力を発揮しますが、それがなくても縦方向にスライドすると露出・フォーカス・色温度を選択でき、横方向で各々の値を変えることができます。iPhone 7 Plusのレンズ切替もサポートしており、保存形式はJPEG/TIFF/RAWから選択。ボタンから指を離した時にシャッターが切れます。動画も撮れます。




Obscura Camera
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: ¥600

フォーカスと露出の操作が簡単で、ボタンを触ると円を描くような操作で調整ができます。特徴としてはフィルターを選択したらそのフィルターの写真が撮影可能。しかしRAW保存の時は解除されます。iPhone 7 Plusのレンズ切替もサポートしており、保存形式はJPEG/RAW+JPEGから選択。画面下部をスワイプするとメニューの切替ができます。とても使いやすいアプリです。ボタンから指を離した時にシャッターが切れます。



Flannl RAW Camera – Pro Power In Your Pocket
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: 無料

露光時間、感度、ピント、色温度が左右のスワイプ操作で切り替えられ、上下のスワイプで調整ができます。面倒なときにはオート設定も可能。iPhone 7 Plusのレンズ切替もサポートしており操作はiPhone 7 Plusの1x,2xの切替と同じ操作になっています。保存形式はRAW/RAW+JPEG/JPEGから選択。他のアプリに比べて落ちることが多い印象があります。ボタンから指を離した時にシャッターが切れます。



Manual – RAW custom exposure camera
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: ¥480

 ISO感度、シャッタースピード、フォーカスが画面下のシャッターボタン付近で操作が可能です。ホワイトバランスやiPhone 7 Plusのレンズ切替は画面上で操作します。マニュアルフォーカスの場合、指定位置のスライダーで調整しますが、その際にファインダーの画面中央に拡大して表示されます。保存形式はJPEG/RAW/RAW+JPEGから選択。グリッドやレベル(水平チェック)に加えてヒストグラム表示やシャッターディレイを指定できます。ボタンから指を離した時にシャッターが切れます。




RAW+
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: 無料

 スライダーなどが全部画面下にコンパクトに収まっており、シャッターボタンの位置が左右の利き腕に応じて変更することができ、片手での操作もしやすいアプリです。撮影時には、グリッド、レベル、ヒストグラム表示が可能。おもしろいのが、暗すぎるときと明るすぎる時に警告として赤色でその部分が色変わりするところです。iPhone 7 Plusのレンズ切替も対応。保存形式はJPEG/RAW/RAW+JPEGに対応しています。アプリ自体は無料ですが、撮影枚数の制限が100枚で、アプリ内課金は600円になっています。



ProShot – RAW, DSLR Controls & Video
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: ¥480

 撮影時に、マニュアル、オート、プログラム、それに自分で作れるカスタム2つのモードを切り替えて撮影が可能です。マニュアルモードではISO感度、ホワイトバランス、シャッタースピードを右側のメニューから変更可能です。画面上から16:9 / 4:3 / 1:1 のアスペクト比を変更できます。保存形式はJPEG/RAW/RAW+JPEGから選択可能です。ピンチイン・ピンチアウトでズームが効きます。慣れていれば使いやすいかもしれませんが、ごちゃごちゃしている感じ。動画も撮れます。こちらはシャッターボタンを押しっぱなしにすると連写になるので離してシャッターが切れるタイプではありません。



 

RAW保存とRAW現像ができるアプリ


RAW by 500px – Shoot, Edit, Sell Photos
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: 無料

500pxから出ているRAW保存と簡単な編集ができるアプリになります。そのまま500pxへの投稿もできます。カメラ操作はシンプルにフォーカスと露出が画面の左右にスライダーが付いており調整が可能です。ボタンから指を離した時にシャッターが切れます。編集機能は画面の切り取りやフィルターの使用、自分で編集したものをフィルターとして登録も可能ですが他のものに比べると簡易版という印象を受けます。機能面からすると少し物足り感じです。



ProCam 4 – マニュアルカメラ + RAW
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: ¥600

 とにかく撮影に関しては高機能。通常の写真撮影モードと夜間撮影モードでRAW撮影可能。RAW形式もRAWとRAW+L(Lサイズ)の指定ができ、RAW/TIFF/JPEGから選択可能。JPEG品質の指定も可能。日付スタンプや時刻スタンプは記録に使うのには便利。著作権スタンプでは名前の指定の可能。iPhone 7 Plusのレンズ切替もサポートしており、フォーカスはファインダーの真ん中に拡大表示とフォーカスの合っているところを色付けしてくれます。撮影するための機能が全て入っていると思います。ボタンから指を離した時にシャッターが切れます。
 そしてRAW現像、編集も可能になっています。このアプリから見ると写真の一覧でRAWのものはRAWと文字で表示しているのでわかりやすいです。



ProCamera.
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: ¥600

 このカメラアプリも高機能です。操作は画面下にまとまってあります。ProCamのようなスタンプ機能はありませんが、AdobeのCreative Cloudをサポートやフォーカスの移動がファインダー上で上下のスワイプ操作で可能です。保存形式はRAW/RAW+JPEG/JPEG/TIFF/TIFF+uncompressedから選択できます。iPhone 7 Plusのレンズ切替もサポート。編集モードでの写真一覧はこちらもRAWの表示をしてくれます。




MuseCam – Manual Camera & Photo Editor + RAW
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: 無料

 私自身、このアプリはフィルターアプリとして使っていますが、マニュアル撮影とRAW保存にも対応しました。保存形式はRAW/JPEGで撮影画面の上のところにあるファイル形式をタップすると切り替えることができます。フォーカス、シャッタースピード、ISO、ホワイトバランスなどが画面下の操作で完結しています。オートに戻したいときもワンタップで可能。iPhone 7 Plusのレンズ切替には対応していませんが、編集機能には、フィルターや微調整、トーンカーブ、ぼかし、傾き補正などあります。フィルターはアプリ内課金になっています。



Camera+
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: ¥360

 iPhoneのカメラアプリと言えば、ずっとこのアプリでした。がマニュアル撮影やRAWサポートが少し遅れてやってきました。しかし、ちゃんとiPhone 7 Plusのレンズ切替もサポートもありますし、あまりゴチャゴチャしていないUIで使いやすいと思います。ただ編集モードにあるフィルターは昔から変わってなくて、どことなく新鮮さにかけるところがあります。



Adobe Photoshop Lightroom for iPhone
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: 無料

 Adobeのアプリです。マニュアル操作で撮影はできますが、他のアプリが使いやすいせいか、使い勝手はあまり良くないです。保存形式はRAW/JPEGをサポート。編集機能の方が良く出来てるという印象を受けます。YouTubeにたくさんのチュートリアル動画があり、かなり役立ちます。



 

RAW現像ができるアプリ

撮影の機能は標準カメラ並かそれ以下ですが、RAW現像をサポートしています。


MaxCurve – トーンカーブ編集ツール、写真家必携のアプリ
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: ¥480

 取り込む写真一覧から、このアプリもRAW撮影した写真を確認できます。取り込んだ後は、いろんな編集要素をトーンカーブで設定できます。HDRなんかもあったり、いろんな感じに仕上げることができます。著作権や透かしも写真に入れることが可能です。嬉しい機能としては作ったトーンカーブをプリセットとしてギャラリーに公開したり、逆に他の人が作ったものがギャラリーから自分のプリセットに取り込めたりするところ。




Snapseed
カテゴリ: 写真/ビデオ
現在の価格: 無料

 最後は、私の中でダントツに使用頻度の高いこのアプリです。RAWを取り込むとき、JPEGを取り込むときと違うモードになります。使い勝手がよく、写真アプリで写真を開いてコピー。そしてこのアプリを開いて貼り付けがとても気に入っています。無料でこれだけの機能を使えるというのは嬉しい限りです。(私はGoogleに買収される前に購入したので無料ではなかったのですが)



 長々と書いてしまいましたが、ここで紹介してるアプリは、すべてダウンロードして使ってみたアプリばかりで、コメントを見てもらえると、これはあんまりオススメしていないんだなというアプリも見えてくるかもしれません。ただ撮ってすぐ見せる写真とは違って作品となると時間がかかるもの。そこをできるだけ短縮できればもっと別のパターンで現像してみる時間もできるので、気になるアプリを見つけていただけたら幸いです。

ARCHエンジニア(本職)、写真人、ライター、レビュアー

投稿者プロフィール

1994年からインターネット開始とともにホームページも開始(長くなるので省略)。iPhoneはiPhone 3Gから毎年切り替え派。写真の原点もここから始まり。海外・国内問わずiPhoneで撮った写真を提供し、iPhoneographyのキーワードを発信しながら普及活動も兼ね作品を出品。2015年 Apple World Gallery、Shot on iPhone 6(iPhone 6で撮影)で東京タワーの写真を提供、世界中のビルボード、新聞、雑誌に掲載。アプリや雑誌などにも寄稿してます。

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