AntiCrop : 写真の構図を再度見直し、シームレスに境界を作ってくれるユニークなiPhone写真アプリ (バグあり)

 先週、紹介したAntiCropがリリースされました。撮った写真の中には実際には存在しない写真の外の景色。それをこのアプリではシームレスに拡張してくれます。写真の中では存在しないはずの部分を構築してくれるので、一度撮ってしまった写真でも、例えばもう少し被写体が左(右)だったらとか、構図がイマイチだった写真をもう一度よみがえらせてくれるようなアプリです。

サポートサイトは下記になります。
● AntiCrop – iPhotoMania
App Storeでは写真/ビデオカテゴリにあります。
AntiCrop – Adva-Soft

 このアプリはiPhone/iPad両方でそのまま動作するユニバーサルアプリになっています。
※ただしバージョン1.0ではオリジナルサイズを使用して保存する際に保存できないバグがあります。回避策は後で記述しますが、バグありは嫌だなという方はバージョンアップまで待ってから購入した方が良いかもしれません。

 百聞は一見にしかず。チュートリアルビデオがすでにありますので、それでこのアプリの動作を見てみてください。


 まずアプリの操作を見る前に、アプリ買って損したと思う方がいないためにもヘルプに書いてある使用上の注意事項を見てみます。
「自然な風景画を拡張するときにAntiCropは大きな成果を挙げます。一様な、もしくは続く背景 – 空、海、砂、草、森林など。しかしながら予測できない写真領域にAntiCropを使用しないでください。アプリケーションは人の顔や建築物やその他のオブジェクトなどを実行するようにデザインされていません。」とあります。つまり、使用する写真は風景写真でかつ制限された部分でしか使わないでくださいという内容ですので、注意してください。

 アプリ自体は、写真を撮るか、写真アルバムから取り込んで編集できるようになっています。
 写真アルバムから取り込む場合は、写真のサイズを指定して取り込むことになります。サイズが大きくなればその分処理も遅くなることになります。バージョン1.0の注意点としては、オリジナルサイズを選んだ時になります。iPhone 4Sであればサイズも大きくなります。アプリ側にも負荷は当然かかると思いますが、風景を拡大させると当然ながら、写真のサイズも大きくなります。その時に、保存を実行するとアプリが突然終了してしまうことがあります。はっきりとした数値では言えないですが、3264×2448がiPhone 4Sのカメラで撮影した写真のサイズですが、短い辺が3200を超えて保存すると終了してしまうのを確認できました。なのでオリジナルサイズで行う時にはあまり広く拡張してしまうと、その作りかけていたデータごと消えますので(元のデータは残っていますが)、注意してください。おそらく次のバージョンでは修正されるのではないかと思います。

 操作としては、サイズを伸ばして今まで存在しなかった風景を描いていくというのがこのアプリのウリで、実際に風景写真などを使うと自然な感じに仕上げてくれます。比率も一発で呼び出すボタンもあり、操作も簡単です。そして選んだあとは計算して今までなかった風景を描いてくれます。

 広げる領域ですが、あまり欲を出してはダメなようです。注意事項にもあるように建築物はNGです。いろんな風景写真で試してみましたが、森林だけの写真などは、下方向(地面方向)には良いですが、上方向(木のある方)はあまりに変な感じに枝が描かれたりしていました。太陽の出てる空などは中央近辺に太陽があれば問題ないですが、左右どちらかに寄っている場合は、太陽が何個も出現したりもします(それはそれでおもしろいのですが)。広い原っぱだったり、海、池などは自然に描かれていました。
 あくまで構図を意識して作成した方が良さそうだと感じました。

 唯一このアプリの操作で迷ったのは回転の部分で、これは写真の外側にある境界線の外をスライドさせないと回転できません。境界線が見えていない場合は、ピンチ・イン操作で写真を縮小してから回転操作を行うと簡単です。

 そしてこのアプリに関して、実際に使ってみると、役立つか役立たないかというと、時々役立つという感じで、頻繁に役立つものではないなという印象を受けました。このアプリよりも同じ開発会社から出ている。TouchRetouchの方がまだ使い道は多いかなという印象です。さらにしいてあげるならば、こういうアプリを使って気に入った構図を見つけたら、アプリを使わなくても綺麗に撮れるような腕を磨いた方が良いのかなと思いました。新しい技術をアプリで公開したことに関しては非常に良いと思います。

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ARCHエンジニア

投稿者プロフィール

1994年からインターネット開始とともにホームページも開始(長くなるので省略)。iPhoneはiPhone 3Gから毎年切り替え派。写真の原点もここから始まり。海外・国内問わずiPhoneで撮った写真を提供し、iPhoneographyのキーワードを発信しながら普及活動も兼ね作品を出品。2015年 Apple World Gallery、Shot on iPhone 6(iPhone 6で撮影)で写真を提供、世界中のビルボード、新聞、雑誌に掲載。現在はiPhoneやアプリはあくまで趣味の範囲と割り切り、ロボットの開発に関わる仕事をしています。

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