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Pinhole HD 外見で判断してはいけない中身が良くできたiPhoneカメラアプリ

iPhoneアプリ

 外見で判断するとスルーしてしまいそうな、これが実際のカメラだったらどちらかというとあまり持ちたくないという方が多いと思います。カメラの外観(紙とガムテープ)でありながら、中身はよくできたカメラアプリの紹介です。
 アプリ名でピンホールと付いているので、もしかしてしばらく置いておかないと写真が撮れないのではないかと思われる方もいるかもしれませんがそんなことはありません。これはピンホールカメラのように撮れるアプリになります。ピンホールカメラは紀元前4世紀に古代ギリシア人によって作られたもので、レンズなしでわずかな穴があり、光を通さない箱から成るものです。そのためこのアプリも箱をイメージしたのかもしれませんね。

サポートサイトは下記になります。
Pinhole [HD]
App Storeでは写真カテゴリーにあります。
● Pinhole HD 公開が終了しました。

結果から先に言ってしまうと、かなりよくできていてiPhoneographer おすすめのiPhone写真アプリ2011(撮影編) にも入れたいほどです。


 アプリは横固定で、Hipstamaticのほうなパーツ位置になっています。紙とガムテープをイメージしたチープな画面になっています。画面に文字が書いているところから説明するとGalleryは撮影した写真はそのままカメラロールに入りません。このギャラリーから保存することができます。Filmはこのカメラアプリで撮影する際、フィルムを入れ替えることができるので、その切替のためのメニューです。Take Pictureと書かれているところはシャッターボタンになっています。

 そして、画面の中央がファインダーになっていますが、その両隣にあるのはカメラの設定になります。画面の左側は、上から、解像度(600px?iPhone4の場合1960px)の切替で横にスライドさせて切り替えます。その下はカメラの切替でイン・アウトカメラの切替ができます。その下はフラッシュのON/OFFです。どれも横にスライドさせて切り替える形です。画面の右側は単体撮影と2重撮影の切替ができます。2重撮影は多重露光のような感じで撮る事ができます。

 Filmをタップするとフィルム切替の画面になります。上下のスワイプでフィルムを切り替えることができます。フィルムにはColor film, Ex. Color film, BW filmがあります。

フィルムでどんな風に変わるかはサポートサイトに写真があがっています。左から BW film、Color film、Ex. Color filmになります。

 そして最後にGalleyですが、ここでできることは、Pinhole HDで撮影した写真の一覧だけではなく、写真の再設定(フィルムやフレーム、歪み、2重撮影している場合は2枚の濃度)、カメラロールへの保存、メール送信、Facebookへのアップロード、写真の削除、写真アルバムからの取込もあります。写真は複数ある場合は写真のところを上下にスワイプさせると見ることができます。

 ここでの操作としてちょっと違和感があるのは左側の操作で保存・投稿と削除をするときです。例えば写真を保存したいときには、写真を選択する前に、左側のメニューをタップします。そのあと写真を選択するとクリップで紙が表示されます。そこで再度、左のメニューをタップすることで写真の保存メニューが出てきます。(表示された紙をタップしても選択されるだけです。)これは写真をタップすると別の操作ができるための操作方法です。取り消したい時は、画面左の一番下の左向きの矢印をタップすると解除できます。

 画面左の操作をせずに写真をただタップすると、写真のパラメータを再度設定することができます。変更できるパラメータは、フィルム、フレーム、Lens distortion(歪み)でそれぞれ横にスワイプさせることで3種類の中から設定できます。この画面では最後にexpo blendの表示でスライダーが付いていますが、これは2重撮影した時のみ調整のスライダーが表示されます。

 これだけ見ると要はとりあえずこのアプリで撮っておいて後からこの画面でパラメータを変えることができるので悩まずに撮ることに集中できます。
 写真アルバムから取り込む機能もマシカクの調整ができる画面が表示されて親切です。ただし写真アルバムから取り込んだ場合の写真のサイズは1200×1200になります。
 サイズは仕方ないとしてマシカクで撮れるのでInstagramでも使えますし、フルサイズでも撮る事ができるのでプリントしても面白いと思います。
 ちょっと使い方のところで理解に苦しむところがありましたが、1度分かれば操作は簡単で、見かけで判断してはいけないアプリでした(笑)

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